The Story of “STONE FLOWER”

KOBOの香りにはすべて“物語”が込められていますが、
そのなかでも「STONE FLOWER」は創業者夫妻にとって
ひときわ特別な存在です。
 
ある日、KOBO夫妻のふたりの息子が調合室にやってきて、
「ぼくたちも香りをつくってみたい」と母にお願いしました。
彼らがお気に入りの材料を自分たちで好きに混ぜ合わせたら
どんな香りができるのか、試してみたかったのです。
アンバー、ジャスミン、ラベンダーに、
レモンを少々、サンダルウッドを数滴。
「やりすぎはだめだよ、控えめにね」と心配する母を尻目に、
息子たちは時おりクスクスと笑いながら、調合を進めていきました。
こうしてできあがった香りを嗅いでみて、母は驚きました。
子どもの戯れとは思えないほど、調和のとれたいい香りになっていたのです。
息子たちはその香りでキャンドルをつくる代わりに、
外へ出て小石を集め、そこに香りを染み込ませました。
そして、ポケットにその小石を入れて一日じゅう過ごし、
取り出して香りを嗅いでは笑っていました。
「この香りの名前は何にしようか?」
母が尋ねると、息子たちは元気に答えました。
「“STONE FLOWER”!」

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